この日はすっと"恋人と週ごす日"でありつづけてほしい。
一年でいちばん、"ひとりで過ごしたくない日"。
それがクリスマスであることは、誰もが認めるところだろう。
恋人がいない女性は、ともかくクリスマスに間に合うようにと、意識して夏ごろから動きだしたりするのだろう。
秋ごろには焦りだす人もいるだろう。
たった一日のために無理矢理恋をするなんて、ちょっと冷静になって考えれば、愚かなことだと誰もが思う。
でも女にしてみればそれは、儀式みたいなもの。
彼氏なしでこの日を過ごすと、不思議だけれど、体から"女"がスッと抜けていくような気がするのです。
ところが、その日が過ぎれば"さあ暮れのお仕たくを始めなくっちゃ"とばかりに、あっけらかんとできてしまう。
ちょうど卒業式にはデロデロに泣いたのに、翌日にはケロッとできるのと同じなのです。
だから結果的には、この日に彼がいてもいなくても、大差はないのです。
とはいえこの儀式、女にとって非常に忌々しくもありながら、じつはとても大事な行事なんです。
おそらくクリスマスがなければ"別にカレシなんていなくってもサ"と、毎年ダラダラと過ごしてしまう女性が、もっとずっと増えてると思う。
それが、とりあえず毎年"期限つき"で一応頑張ってみる。
動き回らないまでも、一応その気になってもみる。
今恋人がいないことを憂えるのではなく、その日を目指して立ち上がり、自分に"女"を吹き込んでいこうとする。
その恋愛に対する前向きさが女にはまことに重要なのです。
そこで彼ができようができまいが、同じこと。
その日だけ"女"が抜けていかないよう、何かに気を紛らわせておけばいいのだから。
ともかく一年に一度、女たちが"女"を増やして挑むクリスマスも、このままずっと、"一人じゃマズイ日"、"恋人と過ごさないと格好つかない日"であってほしいと、私は思う。
この一瞬の努力は目の下のくま 治療に挑むまでの努力と似ているかもしれない。