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2011年08月 アーカイブ

連れていくかついてくるか

香りと女の主従関係は、かくあるべき。

私が目の下のクマ 治療の部屋に入った瞬間「あれ、その香り何?」と聞かれる。

私は香りを思いきり"連れてきて"しまったと、深く反省する。

じつは近頃、香りと自分との"主従関係"に、ひどく神経質になっていて、香りは絶対連れていってはいけない、勝手についてこさせなきゃ・・・と心に決めていたのです。

"香りを連れてくる"と"香りがついてくる"の違いは、不思議だが目に見えます。

近所で時々すれ違う女性は、いつも前から歩いてくる時点で香りが見えます。

まさに、香りをこれみよがしに連れて歩いてるといった印象で、人と香りが一緒に視界に入るから、この人はいつも実際の装い以上に"派手"に見えた。

せっかくサラリとしたカジュアルを決めこんでいても、めいっぱい着飾っているように見えてしまいます。

つまり"正面から香りが見える人"は、何となく景色がナマナマしいのです。

クリスマスの効用

この日はすっと"恋人と週ごす日"でありつづけてほしい。

一年でいちばん、"ひとりで過ごしたくない日"。

それがクリスマスであることは、誰もが認めるところだろう。

恋人がいない女性は、ともかくクリスマスに間に合うようにと、意識して夏ごろから動きだしたりするのだろう。

秋ごろには焦りだす人もいるだろう。

たった一日のために無理矢理恋をするなんて、ちょっと冷静になって考えれば、愚かなことだと誰もが思う。

でも女にしてみればそれは、儀式みたいなもの。

彼氏なしでこの日を過ごすと、不思議だけれど、体から"女"がスッと抜けていくような気がするのです。

ところが、その日が過ぎれば"さあ暮れのお仕たくを始めなくっちゃ"とばかりに、あっけらかんとできてしまう。

ちょうど卒業式にはデロデロに泣いたのに、翌日にはケロッとできるのと同じなのです。

だから結果的には、この日に彼がいてもいなくても、大差はないのです。

とはいえこの儀式、女にとって非常に忌々しくもありながら、じつはとても大事な行事なんです。

おそらくクリスマスがなければ"別にカレシなんていなくってもサ"と、毎年ダラダラと過ごしてしまう女性が、もっとずっと増えてると思う。

それが、とりあえず毎年"期限つき"で一応頑張ってみる。

動き回らないまでも、一応その気になってもみる。

今恋人がいないことを憂えるのではなく、その日を目指して立ち上がり、自分に"女"を吹き込んでいこうとする。

その恋愛に対する前向きさが女にはまことに重要なのです。

そこで彼ができようができまいが、同じこと。

その日だけ"女"が抜けていかないよう、何かに気を紛らわせておけばいいのだから。

ともかく一年に一度、女たちが"女"を増やして挑むクリスマスも、このままずっと、"一人じゃマズイ日"、"恋人と過ごさないと格好つかない日"であってほしいと、私は思う。

この一瞬の努力は目の下のくま 治療に挑むまでの努力と似ているかもしれない。

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